- 会計情報の読み方
- キャッシュフロー経営
- 財務関係と管理会計の違い
「売上」と「儲け」
売上-費用=利益
利益を増やすには?
売上を上げるOR費用を下げる
損益計算書
利益を計算することを目的に作られている
利益を増やすには?
①売上を増やす(消費者がいるため難しい)
- プライベートブランドに力を入れる
- ネットのプラットフォームを増やす
- 値上げ
- 販売規模拡大
- 注文配達
- PRイベント、コラボイベント
- レジの回転数を上げる
②費用を減らす
- セルフレジ導入
- 固定費の減少
- 外部委託を減らす
- オリジナルブランド、総菜の内容量減少
- 光熱費の減少
- 自動化での人件費削減
- 大量生産
- 営業時間の短縮
- 仕入れの単位を増やす
物流費が上がっている→物流面からのコストの削減
それぞれの企業の特徴(損益計算書)
イオン:2021年度の利益額は売上高の0.07%、管理費33%
どれくらいの管理費用がかかっても運営できるかどうかを見ることができる
売上総利益が赤字になる可能性
現金が必要
ブームがさって在庫になっている
営業総利益
その会社のモノをうる力
売上総利益、営業利益が赤字の会社は今後が厳しい
などの情報を読み取ることができる
ヤオコー:2021年度の利益額は売上高の2.99%、管理費24.4%
エリアに特化している(チラシなどで単価がやすい)、人件費の少なさ
が原因として挙げられる
損益計算書の分析 (イオン:ヤオコー)
売上総利益率 35.73%:25.25%
売上高営業利益率 2.0%:4.66%
売上高当期純利益率 0.07%:2.99%
売上高販管費率 33.73%:24.84%
利益を増やす方法を考えてみよう!(イオン)
・仕入れ値を下げて値上げをする
・利益率の高い商品を多く販売/利益率の低い商品を減らす
・利益に直結しない施設を閉じる
物自体に付加価値を付けないと利益を出すことが難しい
貸借対照表
資産の部
会社が所有する財産、現金、預金、土地、建物、備品など
負債の部
他人から借りたお金
銀行からの借入金、商品を仕入れた際の未払代金など
純資産の部(資産と負債の差額、あまり意味を持たない)
会社の安全性を見ることができる
純資産の部より自己資本比率を計算することができる
イオン:全資産の内15.58%が自社のお金で賄っており、他は借金で賄っている(銀行事業は高い数字の可能性がある)
ヤオコー:自己資本比率42.10%
流動資産÷流動負債=200%が求められている(流動比率)100%を切ると財務的厳しいと言える
イオン:101.95% ヤオコー:約92.86%
1000円の資産で100円の売上
500円の資産で100円の売り上げ
どちらの方が効率的か
その他分析
総資産利益率(ROA)会社の資産をどの程度効率的に運用したか イオン:0.05%ヤオコー:5.2%
=利益÷総資産
=(売上高÷総資産)×(利益÷売上高)
総資産加点率(効率性)、売上高利益率(収益性)
ROAでの評価資本は投資を妨げると考えられる
総資本回転率 総資本に対する売上の割合
企業が考える経営課題ランキング
収益性向上
売上。シェア拡大
人材の強化(採用。育成など)
新製品、新サービスの強化
キャッシュフロー経営の考え方
黒字倒産
会計上は利益が出ていても、支払いに必要な資金が不足し倒産してしまう
防せぐには:
- 資金繰り表を作成
- 代金の支払いは遅く回収は早く
- 金融機関と親しくしておく
- 在庫量管理の徹底
会計の見積(製品保証引手当)
1年保証のついた5万円の商品を販売した
翌期に保証の範囲内で2千円の修理代を負担した(使わらなければ次の期で還元される)
キャッシュフロー計算書 (C/S)
- 企業活動に置ける資金繰りの状況を表す
- キャッシュとは現金同等物を含んでいる
- 営業活動、投資活動、財務活動がある
項目
営業活動、投資活動、財務活動
優等生型 +--
成長型 +-+(ヤオコー)
路線変更型 +++ 今持っている固定資産を売却していることがわかる
事業縮小型 ++-
黄色信号方 -++ 今持っている固定資産と、銀行からの借入で維持をしている
要注意型 -+-
損益分岐点売上高÷売上高
売上高が現在の何%以下の水準になると赤字になるかを表す数値
コスト構造の検討
- 固定の店舗を持たない
- 問屋を通さない流通システム
- 自社施設の活用
単価×数量
熱烈なファンの数×購買金額×継続時間
平均を上回る人坪当たりの売り上げ×適正利益
利益増大の基本的思考
販売価格↑×販売数量↑=売上高
売上高-変動費↓=限界利益↑÷売上高×100=限界利益率↑
限界利益-固定費↓=損益
黒字:良い黒字 販売戦略が機能している、改善の成果
悪い黒字 期末在庫の増加による架空利益
赤字:良い赤字 社員教育、研究開発機械設備への投資、将来の投資による赤字
悪い赤字 財テクの失敗
安易な発想による多角化、調査不足による海外投資